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技術アドバイザー

理容店の外観に関する研究について

横浜国立大学 岡嶋 准教授による理容店の外観に関する研究について
本ページにてご紹介します。

理容とは「頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること」であり、
美容とは「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくること」であるため、
「理容店」は主に男性が利用するもの、「美容院」は主に女性が利用すると考えられがちですが、
最近は、男女とも理容店や美容室の区別を特に意識せずに利用したり、
シェービングや美顔のために女性が理容店を理容する場合も多く、
両者の境界の区別は明確でなくなりつつあります。

そこで、

利用者にとって魅力的な理容店の外観デザインを探りたいと思います。

これから幾つかの理容店の画像をスクリーン上でお見せしますので、
みなさんが理容店を利用することを想定して評価をしてください。

理容店の外観ファサード(建築物の正面デザイン)が利用者評価に与える影響に関する基礎検討

目的
理容店ファサードの外観が、利用者(現在は理容店を利用していない客層)に対する
誘因性に与える影響要因を探る
方法
理容店ファサード画像を用いた印象評価及びアンケート

表1 検討項目ごとの評価対象画像および変化要因

  検討内容 評価対象 パラメータ
外観構成要素(主として広告物)の種類・数が利用者評価に与える影響 画像①~⑩ 店舗外部に設置する広告物の数を1点ずつ増加
①(基本)→②店名看板→③サインポール→④誘導看板(人物)→⑤メニュー→⑥ドア表示→⑦日よけ→⑧演出照明→⑨植栽→⑩ベンチ
店舗上部壁面サインのアイコンデザインが利用者評価に与える影響 画像a~f 店舗上部壁面設置のサインのアイコンデザインを変化
a.くし/ b.ドライヤー/ c.はさみ/ d.ひげそり/ e.洗髪/ f. 5種全部
ファサードスタイル(様式)が利用者評価に与える影響 画像A(=⑩), B~G ファサードデザインのスタイルを変化
A.基本(=⑩)/ B.暖色系/ C.寒色系/ D.標準/E.レトロ / F.重厚/ G.モダン

調査方法
提示画像(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)において、各評価項目に対する評価を4段階のカテゴリカル評価尺度で回答

表2 各評価項目における評価内容および言語評価尺度

評価項目 内容 カテゴリカル評価尺度
わかりやすさ 店舗が理容店だとわかるかどうか よくわかる わかる わかりにくい わからない
入りやすさ 建物内部に入りやすいかどうか とても入りやすい 入りやすい やや入りにくい 入りにくい
デザインの良さ 外観デザインが良いかどうか とても良い 良い あまり良くない 良くない
店舗の魅力
(総合評価)
提示された外観をもつ
理容店に 行きたいかどうか
行ってみたい 行ってもいい あまり行きたくない 全く行きたくない

提示画像(Ⅲ)の中で最も好ましい画像・最も好ましくない画像、およびその理由
自由記述:問(1)理容店を利用することに対する意識 問(2)サインポールに対する意見

参考

用語 広辞苑第6版 岩波書店より
理容:①理髪と美容 ②整髪・ひげ剃りなどをして頭や顔をきちんと整えること
理容師:理容②を職業とする人、理髪師
理髪:①元服または裳着(もぎ)の時、頭髪を剃ったり結んだりして成人の髪型に整えること。
また、その役。②頭髪を整えること。散髪。調髪。
美容:①美しい容貌 ②容貌、容姿、髪型を美しくすること。美粧。
美容院:パーマ・結髪などの美容術を行う施設・営業。ビューティ・サロン。

理容と美容の違い(フリー百科事典Wikipediaより)
美容と理容の意味は似ているが、法律では次の通りに区別されている。
理容:頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること(理容師法第1条の2)
美容:パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくすること(美容師法第2条)

最近は男女とも理容店や美容室の区別を特に意識せずに利用したり
シェービングや美顔のために女性が理容店を利用する場合も多く、
両者の境界の区別は明確でなくなりつつある。
多くの理容店の店舗には、店の入口にサインポールと呼ばれる
赤青白の3色で構成された円筒状の看板が螺旋状に回転している。

理容業・美容業は一つの店舗を共用して同時に営業することはできない。
つまり、整髪の方法・場所を理美容毎に限定することで住みわけを図っていた。
現実には、どちらの業種とも顧客ニーズの多様化への対応と新規顧客を獲得するために
相手の領域に進出しようしている(業権争い)。
理容業でもパーマを行うところがほとんどであり、 美容業側も数年前から、
1948年の旧厚生省通達「化粧に附随した軽い程度の「顔そり」は化粧の一部として
美容師がこれを行っても差し支えない」 をたてに、顔そりを行うようになりつつある。

表3 各調査におけるファサード画像条件

ファサード画像条件

(Ⅰ)看板のアイテムを増やしていくことで、どのあたりから印象が良くなってくるか
(Ⅱ)袖看板のアイコンは、どのアイコンが良い印象を与えるか
(Ⅲ)「わかりやすさ」、「入りやすさ」、「デザインの良さ」=どの店舗が魅力的に見えるか

評価の流れ


回答用紙Ⅰ、回答用紙Ⅱ
拡大する

回答用紙のⅠの欄を見てください。
これから、理容店の外観をスクリーンに提示しますので、
それぞれの画像ごとに、「わかりやすさ」「入りやすさ」「デザインの良さ」、
そしてこれらを総合した「店舗の魅力」の4項目について回答してもらいます。

「わかりやすさ」では、店舗が理容店でわかるかどうかについて、
4段階の評価尺度から最も適切なものを選んでください。

「入りやすさ」では、建物内部に入りやすいかどうかについて、
4段階の評価尺度から最も適切なものを選んでください。

「デザインの良さ」では、機能性ではなく意匠性の観点から、
外観デザインが良いかどうかについて、
4段階の評価尺度から最も適切なものを選んでください。

「店舗の魅力」では、以上の3項目を総合して、
提示された外観をもつ理容店に行きたいかどうかについて、
4段階の評価尺度から最も適切なものを選んでください。
それでは始めます。

次に回答用紙のⅡの欄を見てください。これからスクリーンに提示される理容店は、店舗の外壁に設置されたサインのデザインが異なっています。それぞれの画像ごとに、Ⅰと同様に「わかりやすさ」「入りやすさ」「デザインの良さ」、そしてこれらを総合した「店舗の魅力」の4項目について答えてください。 それでは始めます。


回答用紙Ⅰ、回答用紙Ⅱ
拡大する

回答用紙のⅢの欄を見てください。
これからスクリーンに様々なスタイルの理容店を提示しますので、
それぞれの画像ごとに、Ⅰと同様に
「わかりやすさ」「入りやすさ」「デザインの良さ」、
そしてこれらを総合した「店舗の魅力」の4項目について答えてください。
それでは始めます。

今、スクリーンに提示した7種類の画像を、順にもう一度お見せしますので、
これらの中から最も好ましいものと最も好ましくないものを選び、
画像上部の記号で回答してください。また、その理由についても答えてください。
それでは画像を順にお見せします。


Wikipediaより引用

次に、理容店に関する質問に答えてもらいます。多くの理容店には、店舗入り口に赤青白の3色で構成された円筒状の看板がらせん状に回転している「サインポール」と呼ばれるものがあります。この「サインポール」についてどのような印象をお持ちですか。自由に回答してください。

また、今日お見せした様々な理容店の外観画像を評価したことを踏まえ、
女性であるみなさんが理容店を利用することについて感じることを、
自由に記述してください。

最後に、ご自身の年齢、居住地、理容店の機能・理容店/美容室を利用する頻度について、回答してください。
評価はこれで終了です。ご協力ありがとうございました。

興和サインでは、このような大学との実験により、集客につながる確実な技術、
ノウハウを常に作りつづけます。

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